初心者向けプログラミング 初めての作品の作り方
最初は簡単なものからがおすすめ
プログラミングを学ぶ目標を立てたでしょうか? 言語や環境の準備が終わって、作品作りに取り掛かっていくかと思います。しかし、まず何から作ればいいかわからない方がほとんどではないでしょうか。
最終的な目標にかかわらず、まずは小さな、簡単なものから作ってみましょう。
たとえば、ゲーム作りが目標なら、いきなり目標のゲームを作り始めるより、画面にキャラクターを表示させるところから始めてみたりなどです。
それができたら、次は背景を表示させたり、キャラクターを動かせるようにしたり……などといったふうに、少しずつ機能・動作を増やしていきましょう。
ホームページ制作が目標なら、最初は動きも装飾もないページを1ページ作ってみて、そこから装飾や動き、ページを増やすのがおすすめです。
作業の自動化も同じです。最初はテスト版として、簡単で単純な作業を自動化させてみましょう。この時点では、プログラムを作る方が手で作業をするより時間や手間がかかっても気にしないでおきましょう。プログラミングに慣れてきてから効率を良くする方法を学びましょう。
簡単なものからオススメする理由
なぜ簡単なものから作ることをオススメするのか? その理由はいくつかあります。
1つ目の理由は、モチベーション、やる気を保つためです。ずっとコードや解説だけを見ていては楽しくありません。まずはひとつ完成させて、自分が書いたコードが実際に動くところを見て達成感を得ましょう。
次の理由は、バグ(間違い)を見つけやすく、修正しやすくするためです。一気に作ってしまうとどこの部分で間違ったか見つけにくいです。また場合によっては、作業した部分をすべて戻して、作り直しになってしまうこともあります。
少し作るごとに動作を確認することで、バグを見つけやすく、修正箇所を小さくできます。
また、実際に作ってみてわかることがたくさんあるのも、理由のひとつです。自分がミスしやすい部分、バグの修正のしかた、わからないときの調べ方やエディタの使い方など、ここでは書ききれないほどあります。
いきなり完成形を作るより、テスト版を作ることで、完成版を効率よく作れるようになるでしょう。
まとめ
複雑で大きなものも、小さな部分の組み合わせでできています。まずは一つ、思った通りに動かすところからやってみましょう。
また、関数やクラスを使ってプログラムをすっきりさせることも完成版や公開版では大事ですが、初めての人向けではありません。全体の設計は慣れてきてから考えていきましょう。
まずは作りたいものを細かく分解して、一部分から作ってみましょう!