初めてのプログラミング うまくできないときの解決策

うまくできない、にもいろいろ

プログラミングで行き詰ったとき、書き方がわからない場合や、作ったけれど動かない場合、または動いたけれど思った動きと違う場合などがあるかと思います。
場合別に対処方法を紹介します。

書き方がわからないとき

最初は作りたいもののプログラムでの書き方がわからない場合です。
まずは作りたい動作を明確にしましょう。図や文字に書き出してみるのもおすすめです。今回は例として、一人用じゃんけんゲームを作ることを考えてみます。
じゃんけんゲームの動作を考えてみます。プレイヤーがグーチョキパーのどれかを選択して、コンピュータ側がグーチョキパーのどれかをランダムに選択して、それぞれが選んだ手から勝敗を判定して、結果を表示する……といったところでしょうか。
このようなときに便利なのが「流れ図(フローチャート)」ですが、今回は割愛します。
動作の細かい部分も決めていきましょう。プレイヤーが手を選択する方法は、「グー」などの言葉を入力してもらうのか、画面上に3つボタンを用意して押してもらうのかなど、いろいろと考えられます。
目標の動きをはっきりさせても、どうプログラムで表せばよいかわからない場合もあるでしょう。まずは、動作ひとつひとつをさらに細かく単純な動作に分けられないか考えてみます。
用意したボタンを押してプレイヤーが手を選択する、という部分を分解してみます。ボタンを表示する動作、ボタンが押されたか判定する動作、選択された手を記憶する動作…と分けられますね。
これ以上分解できないけれどプログラムでの書き方がわからない、という場合は、「使っているプログラミング言語」と「やりたい動作」をキーワードに検索するのもひとつの方法です。
検索してソースコード例が出てきたときは、そのまま写すのではなく、ソースコードの意味や流れを自分で考えたり調べて理解していきましょう。

プログラムが動かない場合

書いたプログラムが動かない場合は、文法ミスなどのエラーが起きていることが多いです。
プログラミング用のエディター(書くためのソフトウェア)では、そういったエラーチェックを自動で行う機能がついているので、ぜひ活用しましょう。
エラーが起きていればエラーメッセージが表示されますが、英語で書かれていてよくわからない、とあきらめたくなるかもしれません。しかし、エラーメッセージは解決にとても役立つメッセージです。
エラーメッセージをコピー&ペーストして、googleなどの自動翻訳にかけてみましょう。日本語訳されても初心者の方はよくわからないかと思いますが、くり返すうちに少しずつ意味を理解できていきます。とはいえ、まずは目先のエラーを解決するため、エラーメッセージをキーワードに検索してみましょう。
そのエラーの原因や、解決方法がきっと出てきます。これもそのまま写すのではなく、説明を理解し、わからない言葉は調べていきましょう。

動作が思った動きと違う場合

エラーなく動作したけれども、想定した動きとは違う動作をする場合もあります。そんなときは、ソースコードを見直しましょう。
上から順番にプログラムの流れをひとつひとつ確認しましょう。それぞれの動作もですが、順序も重要です。
どうしても原因がわからないときは、プログラミングができる人に見てもらうのもよいでしょう。