小学生からのプログラミング プログラムが完成したら

自分で動作チェックしよう

プログラムが完成したら、まずは自分で動作をチェックしてみましょう。思った通りに動かないバグが見つかったら修正し、バグが見つからなくなるまでチェックと修正を繰り返しましょう。
また、動作チェックをするなかで、バグではないけれど修正したり追加したりしたくなる部分が見つかるかもしれません。
大掛かりな修正になりそうなら、いったんは置いておいて、後ほど別の作品として作りなおす方法もあります。
また、チェックしていると、いつまでも修正したい場所が見つかるという人もいるかもしれません。いったん締切を決めておいて、その日になったら次の項目のように人に見てもらうのもひとつの手段です。

周りの人に見てもらおう

自分で動作チェックができたら、家族や友達など、周りの人に見せて、動かしてもらいましょう。
このプログラムは何ができて、どういう操作をすればよいか、ほかの人にわかるように言葉にすることは大切です。言葉にすることで、自分自身もプログラムへの改めて理解が深まります。
また、ほかの人にさわってもらうことで、自分では気付かなかった不具合を発見できることも多いです。たとえば、数字を入力してほしい場所で、漢数字で入力されたらうまく動かなくなった……など。プログラムを作る人が当然と思っていたことが、使う人にとっては全然当たり前でなかったことはよくあります。実際にさわってもらうことで、それがわかります。

よりよくしよう

前述のように、ほかの人に動かしてもらうことで新しく不具合が見つかるかもしれません。また、動かした人から、こんなこともしたい、ここが不便など、要望が出てくることもあるでしょう。
不具合は自分で直せるかチャレンジしてみましょう。要望を受けたところは、自分もそうした方がよいと思ったら、もしくは、複数の人から同じ要望が出るようであれば、修正したり、機能を追加するとよいでしょう。

次の作品に活かそう

ひとつ作品を作って誰かに見せる、一連の中で色々と発見があったと思います。
気づいたこと、新しく学んだこと、もっとこうしてほしいと要望を受けたところ、うまくできなかったところ……そういったことを記録しておくとよりよいです。ぜひ次のプログラミングのときに活かしましょう。
改善方法がわからないときは、調べたり、先生など詳しい人に質問しましょう。